2022年01月23日

今更聞けない国際VHF第一弾(免許編)

こんにちは。
海の達人無線スタッフの服部です。

前回から海の無線免許の紹介をさせていただいていますが今回はそもそも国際VHFってなに?というとことから無線の免許についてお話させていただきます。


国際VHFってなに?
誰もがスマートフォンを持つ時代ですが、洋上はいまだに圏外の海域もたくさん、、、
学生時代に大型船実習でシンガポールへ行った際、2週間ほど圏外が続いたので、陸が見えると実習生たちは一目散に甲板へ上がり、携帯電話を天に掲げていましたダッシュ(走り出すさま)

洋上で船のトラブルが起こったとき、助けを呼びたいけど携帯電話は圏外。携帯電話以外に通信手段がない...なんて状況になったらと思うとすごく怖くないですか?

国際VHFはアンテナや出力、通信相手などによって一概には言えませんが、携帯電話の数倍の距離まで届きます。
近くの船に助けを求めたいとき、電話番号を知らなくても呼び出すことができるのも国際VHFの大きな特徴です。

国際VHFはレジャー船においては、主に船同士やマリーナなどの海岸局と交信するために使われています。
具体的には船同士の衝突を防止するために使用したり、釣りなどのスポーツ・レジャーに関する事項、出入港時に海岸局へ連絡を取る際、遭難した際に行う遭難通信などなど。



必要な免許について
前回も少しご紹介しましたが、国際VHFを運用するためには大きく分けて2種類の免許が必要です。

【おさらい】
国際VHFを運用するために必要な免許
其の一.無線従事者資格⇒無線局を運用する「人」に必要な免許です。
其の二.無線局免許     ⇒無線局を運用する「船」に必要な免許です。


・無線従事者資格
スクリーンショット (42).png

プレジャーボートで運用されている主な無線機器とその操作に必要な資格は以下の通りです。


国際VHF固定型(25W),レーダー(5kW以上):第二級海上特殊無線技士(以下,2海特)

スクリーンショット (49).png




国際VHF携帯型 (5W) ,レーダー(5kW未満):第三級海上特殊無線技士(以下,3海特)

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3海特は携帯型5Wの国際VHF無線機を操作することができますが、DSC機能付きの機種は操作することができません。

DSC機能とは...
デジタル選択呼出し装置と呼ばれ、緊急時に接続されたGPSで得た位置情報と遭難信号を周囲の船舶や応答できる海岸局に送信できる機能です。

2海特の取得で、国内航行のプレジャーボートに搭載される無線機器の多くを操作することができます。
海上特殊無線技士の資格は日本無線協会が実施する国家試験に合格するか、講習会を受講することで取得することができます。
海の達人でも不定期で講習会を実施しておりますので、ご覧ください。

無線従事者資格には更新がなく、一度取得すると電波法違反などをしない限りは持ち続けることができるのも特徴です。


・無線局免許
スクリーンショット (47).png
プレジャーボートで国際VHFを運用するためには「特定船舶局」という無線局免許を受ける必要があります。
無線機を設置するときに、この船ではこんな無線機をこんな風に使用しますよ〜という内容を「総合通信局」に申請をして、審査に合格すると免許を取得することができます。

特定船舶局は基本的に5年ごとに再免許を受ける必要があり、有効期限の6か月前から3か月前の期間が再免許申請の受付期間ですので、その間に申請する必要があります。

海の達人では、無線局の申請代行を行っております。他にも無線機の販売や定期検査、修理も行っておりますので、マリン無線に関する事なら海の達人にお問い合わせください。

今回はここまでです!
お付き合いいただきありがとうございました。
次回の更新をお待ちくださーいるんるん

posted by sea-master at 12:11| Comment(0) | マリン無線
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